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連載コラム ハナミズキサンポ

ハナミズキサンポ

新しい生活

   あたたかくなってきましたね。新年の次は新年度。それにともない、新しい生活をスタートされる方も多いのではないでしょうか。
 え? 私? ええと、私はなんにも変わりません。毎日パソコンとにらめっこしてるだけです。つまらないですねえ。せめて気分だけでも新生活っぽさを味わおうと足を運んだのは、「+S」スパイラルマーケット。四月に新しいマグカップを買うって、なんとなくフレッシュな気分がしませんか。
 マグを買おうとしていたら、マグとミニプレートがセットになったものを発見。これは中々、いい組み合わせです。こういう小さなお皿って、案外重宝するんですよね。

   ちなみに私はこういうお皿に、砂糖やお菓子よりも、醤油入れたり漬け物載せたりしちゃうことが多いです。「そういう使い方間違ってるよ!」と言われそうですが、このセットは色もナチュラルで、漬け物にも耐えそう。あ、もちろん来客時には本来のお洒落な使い方をしますので、ご安心を!

   小皿について考えていたら、そういう料理を食べたくなりました。小さなお皿で色々食べられるといったら、点心! というわけで、中華料理の東方紅に腰を落ち着けました。

 さて、何の点心を食べましょうか。メニューを眺めていたところ、なんとも魅惑的なものを見つけましたよ。飲茶十点盛り合わせ。色々な種類の点心が詰まっていて、これはお得な気分。
 ほかほかの蒸籠を開けると、おなじみのエビ餃子にはじまり、おいしそうな点心が一種類ずつ入っています。中国茶を間の手に食べていると、なんとものんびりとした気持ちになります。これが中国四千年の力ってやつでしょうか(たぶん違う)。ちまきでご飯欲が満たされ、最後に取っておいた桃まんじゅうでデザート欲を満たすと、もう何も言うことはありません。
 新生活? それって食べられましたっけ?

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Text by 坂木 司

1969年、東京生まれ。覆面作家。2002年に、ひきこもり探偵・鳥井真一とその友人・坂木司を主人公にした連作短編集『青空の卵』でデビュー。その他の作品は「ワーキング・ホリデー」、「和菓子のアン」など多数。

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