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連載コラム ハナミズキサンポ

ハナミズキサンポ

幸運の黄色い○○

  人は見た目じゃないって、わかってます。持ち物でその人を判断するなんて、おかしいことだって。そんな諸々のことがらを踏まえて、あえて言います。すごくお洒落をした人のお財布が、ボロボロだったり、絶妙にダサかった場合、なんていうか、すごくいたたまれなくなりませんか。
  と、いうわけでアンメートルキャレに行きました。ここのお財布は、色やデザインが豊富で素敵です。その上、知人から「すごく使いやすいよ」という情報も。
  お店に入ってみると、まずはバッグが目に入ります。こちらはアンティーク風から現代風まで、スタイルによって使い分けられる感じ。お財布を見に行ったのに、可愛いポーチのラインナップに目移りしてしまいます。がま口って、なんでこう愛らしいんでしょう。
  それでも誘惑に負けず、なんとか第一目的のお財布を購入しました。ちなみに選んだのは、金運目当ての黄色。お洒落は、どこへ行ってしまったのでしょうか……。

  とりあえず、ご飯も黄色にしてみよう。そう思って向かったのは、鶏料理とおそばがおいしい日菜やです。
  ここで頼むのは、炙り焼き親子丼。香ばしく炙られた鶏肉が、たまらなくおいしくてお気に入りです。そしてご飯の上には、黄金色の卵がとろり。ああ、幸せ。これにミニサイズのおそばをつけると、なんかもうどこからでもかかってこい、的な気分になりますね。
  おそばといえば、かしわ南ばん。これがまた、お肉がたくさん載ってていいんですよ。小間切れとかじゃなくて、『肉!』って感じの食べごたえのあるスライスが、何枚も。
  他にも、わさびやお出汁で味が変化する鶏ひつまぶしや、シンプルなそぼろ丼、もちろん唐揚げも忘れちゃいけません。
  お洒落はともかくとして、風水的にはバッチリな炙り焼き親子丼。ムシムシする季節にも、おいしく食べられることうけあいです。

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Text by 坂木 司

1969年、東京生まれ。覆面作家。2002年に、ひきこもり探偵・鳥井真一とその友人・坂木司を主人公にした連作短編集『青空の卵』でデビュー。その他の作品は「ワーキング・ホリデー」、「和菓子のアン」など多数。

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