Dogwood Plaza

連載コラム ハナミズキサンポ

ハナミズキサンポ

いつもそばに

  前回は、昔のドッグウッドプラザについて書かせていただきました。なので今回は、現在について書きたいと思います。
  2011年のリニューアルオープンから6年。ドッグウッドプラザは今、とても便利なビルになっています。まず立地。駅直結で、さらには地下の二子玉川ライズS.C.から玉川髙島屋S・Cへも直結。雨の日の便利さもさることながら、地下食品街のハシゴができるというのがとても楽しい。
  雨と言えば、急なゲリラ豪雨でクロックスに長靴を買いに駆け込んでいる人を見かけたことがあります。あ、2階にはタビオもあるので、靴下が濡れても安心ですね。
  そんな風に便利なドッグウッドプラザですが、特にそれを痛感するのは旅行のときではないでしょうか。私は以前、二子玉川で集合して旅行に行ったことがあるのですが、友人の一人は「昨日、ここのロフトでトランクを買ったんだよ」と言い、もう一人は「ユニクロで小さく畳めるパーカーを買っといた」と言っていました。そして出発時間まで、7時から開いているスターバックスでコーヒーを飲み、8時半に開くドンクでパンを買って出かけました。
  また女性の方であれば、9時から開いているイッツデモが強い味方だと思います。朝に何があっても、ここに寄れば服にアクセサリーにコスメにバッグと、全身の身支度を整えることができるのですから。

  ちなみに食に関しても便利だなあと思うのは、手頃でおいしいメニューが多いこと。旅行の帰りは廻転寿司CHOJIRO京都でさくっと。平日なら東方紅のちょい飲みセット。もし近所に住んでいたら、MOTIのデリバリーを頼んでカレーパーティーとかしたら、楽しいでしょうね。
  便利便利と繰り返してきましたが、ドッグウッドプラザは昔の安らぎを忘れたわけではありません。その証拠が、2階にあるドッグウッドガーデン。ここはかつてオープンエアだった広場のオマージュです。屋内にはなったけれど、誰でも休める椅子があり、隣のムーミンショップにはコーヒースタンドもあります。
  たとえその姿は変わっても、『街の中で、楽しく安らげる場所でありたい』というメッセージは同じ。ドッグウッドプラザを見ていると、いつもそう感じるのです。

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Text by 坂木 司

1969年、東京生まれ。覆面作家。2002年に、ひきこもり探偵・鳥井真一とその友人・坂木司を主人公にした連作短編集『青空の卵』でデビュー。その他の作品は「ワーキング・ホリデー」、「和菓子のアン」など多数。

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